標準的なポータブル3Dスキャニングソリューションは、ポータブル CMM と呼ばれる多関節アーム、パーセプトロン3Dスキャニングシステム、及びサードパーティー製のリーバースエンジニアリング用または検査用のソフトウェアで構成されます。
I. 多関節アーム
(Portable Coordinate Measuring Machine – PCMM)
は、複数のパイプをメカニカルジョイントで結合したものです。アームの足元を固定し、もう一方にコントアセンサーを取り付けます。スキャニング中のアームの動きを、各ジョイントに内蔵したエンコーダーで検出します。検査用途では、接触式プローブセンサーを付加的に使用できます。
アームの到達距離は 1.2m から 3.7m 程度です。3Dスキャン用として一般的なアームは 7 軸ですが、PCMMのアームには 6 軸と 7 軸のものがあります。PCMM のアームはセットアップが容易、軽量、かつ高精度で、コストパフォーマンスにも優れています。
II. パーセプトロン ScanWorks
ScanWorksシステムは4 種類の主要部品で構成されます。
1. コントアプローブセンサー
2. コントローラ及びケーブル類
3. ScanWorksソフトウェア
4. 校正用球キット
- コントアプローブセンサー
コントアプローブセンサーは、装置に取り付けます。そして、スキャンを行う既定の範囲内で、そのセンサーを移動させます。この装置は被測定物の大きさ、必要な精度、スキャンの速度、測定範囲、可搬性などにより異なりますが、PCMMアーム、CMM、ロボットなどが一般的です。
- コントローラ及びケーブル
コントローラは CMMアーム、コントアプローブセンサー、コンピュータなどのハブとなり、アームからの位置情報と、コントアプローブセンサーからの測定データを同期させます。ケーブルは全て、このコントローラを経由して接続します。
- ScanWorksソフトウェア
ScanWorks ソフトウェアは 4 種類のプロセスを処理します。ソフトウェアの操作用インターフェースには 2 種類あります。
- PCMMアーム、スキャナ、スキャナ用コントローラといったハードウェアとホストコンピュータとの通信
- コントアプローブとPCMM アームとの同期
- センサーをPCMMアームの座標系で校正
- スキャンデータの取り込みとエクスポート
- インターフェースの種類
- ScanWorks
- サードパーティー製ソフトウェア
- ScanWorks校正用球体キット
ScanWorks校正用球体キットには、専用ソフトウェア、校正用ボールで構成されます。多関節アームへの取り付け時や校正時には、専用のルーチンに従います。この専用ルーチンは、正確な校正のために開発されたものです。パーセプトロンの優れた技術と開発により、高精度で信頼できる校正プロセスが容易になりました。
III. サードパーティー製点群処理ソフトウェア
ScanWorks システムでは、一般的なサードパーティー製ソフトウェアと互換性のあるファイル形式で点群データを提供します。使用するソフトウェアは、取得した点群データの用途によって選択可能です。 ScanWorksはサードパーティー製ソフトウェアと互換性のあるファイル形式をサポートするだけではなく、特定のソフトウェアパッケージに直接データを送ることも可能です。これにより、ワンストップスキャニングソリューションを実現します。
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